- 318 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/08 23:58 ID:Y4yiLF8h
┌―――――――――――――――――――――――
│ 見たぞ見たぞ。荒らし退治なんてかっこいいんじゃネーノ?
└――――――――┬―――――v―――――――――――――
. │ からかうな。殺すぞ
.. └y―――――――――――――――――――――
∧_∧ λ_λ
( ´ ゝ`) (`ー´ )
/" ▼ ヽ / |\ ▼
| | ヽノ / | |\ ̄ ̄)゛
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- 319 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/08 23:59 ID:Y4yiLF8h
┌―――――――――――――――――――――――
│ 相変わらずかわいくないんじゃネーノ?
└――――――――┬―――――――v―――――――
. │馬鹿にはかまってらんねーな
... y―――――――――――――――
┌―――――――――――――――――――――――
│仕事前に一杯やる奴に言われたくないんじゃネーノ?
└―――――――――――――――v――――――――
∧_∧
(´<_` )
/" \ λ_λ
| | | | (`ー´ )
| | | | / ヽ
| | | | / | |
 ̄(_ノ. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.⊂ニノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
▽ ▼
- 320 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/08 23:59 ID:Y4yiLF8h
┌―――――――――――――――――――――――
│ やっと定職を持ったフーンに乾杯って感じじゃネーノ?
└―――――v―――┬――――――――――――――――
. │ 一人で言ってろ
└――――――――――――――――y
λ_λ
( `ー´) バタン
.. /./"つ |\ ▼
| |\ ̄ ̄)゛
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- 321 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/09 00:00 ID:bkkvc5w8
あの騒動以来、妙に監督に気に入られた俺は劇場の警備員として
職を得ていた。最近色んなパチンコ店に締め出しを喰らっていた事もあり
めんどくさくはあったが今もその仕事を続けている。
___ _ ∧ ∧ 三二-
(<_` ) 三二-
_ / ̄ ̄/ \ 三二-
</ /、> | __,, 三二-
/ゝー ノ /⊇_/ / / ,,/》 三二-
(('~='~()< ( _ノ ;;;;;;;;) _/ ___ _
ヾ|:| ̄丶~( ヽノ /
__.,(⌒‐| \ \ /ヽ/|≡==- ドッドッドッド
/___/ -|:| ヾ \ )|///~ヽ::|
||:::| / |:| ヽ (、/ ||:::| i:::| 三二-
___ . ||:::| | |.|:::|ノ CBR ||:::| lニ i:::| 三二-
||:::|ヽ_ノ /  ̄ ̄ ̄ ̄ ヾ;;;;ゝ_ノ::/ 三二- インシュウンテンイクナイ!
ヽ;;;;;;:ノ ヾ:;;;;;ノ (・A・ )
 ̄'゜''~~ ̄~~ ̄'゜''~~ ̄~~ ̄'゜''~ ̄'゜''~~ ̄~~ ̄'゜''~~ ̄~~ ̄'゜''~ ̄'゜''~~ ̄~~ ̄'゜''~~ ̄~~ ̄'゜''~
- 322 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/09 00:01 ID:bkkvc5w8
┌――――――――――――――――――
│ あ、フーン君オハヨー。今日も警備ヨロシクね。
└―――――v――――――――――――
,、_,、 ∧_∧
( ´∀`) ( ・∀・)]=l オハヨー
( ) ( カメラ ノ
| | | 人 Y
(__)_) し'(__)
∧ ∧
(<_` ) …ドーモ
/ ヽ
| | |
.. | ..| |
- 323 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/09 00:01 ID:bkkvc5w8
┌――――――――――――――――――
│ね、フーン君今度アクション映画にでてみ……
└―――――v――――――――――――
,、_,、 ∧_∧ ムシデスネ
(´∀` ) (・∀・;.)]=l
⊂ ) ( カメラ ノ
| | | | | |
(__)_) ..(__)_)
∧ ∧
(<_` ) …
/ ヽ
| | |
.. | ..| |
- 324 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/09 00:02 ID:bkkvc5w8
┌―――――――――――――――――――――――
│たはは…また無視かぁ…今度は絶対口説いてやる
└―――――v―――┬――――――――――――――――――
. │ いい人材なんですけどねー
└―――v―――――――――――――――――――
┌―――――――――――――――――――――――
│ああ、あの動きのキレはそうそうない。絶対いい俳優になれる。
└―――――v―――┬――――――――――――――――――
. │ 普通ならすぐ飛びつくんですけどねー。ま、彼らしいですが。
└―――v―――――――――――――――――――
,、_,、 ∧_∧
( ´Д`) (・∀・ )]=l
( ) ( カメラ ノ
人 Y 人 Y
し'(__) し'(__)
- 325 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/09 00:03 ID:bkkvc5w8
そういえば彼、今日はモララーさんの警備らしいですよ。マルミミシリーズの撮影だそうです。
ま、誰でも一度はやるんですが大丈夫ですかね?あそこの撮影は凄いですから。
プロのスタッフでも嫌がりますからね。
∧_∧オツカレ オムスビツクッテキタヨ
(*゚ー゚) フーンクンノブンモアルカラ
/´〈ヽ/〉ミン\ ∧_∧ コンニチハ
_/ ヽ`/ノ ノ \,,). (*゚ー゚)
[/ / =∞== :[ ̄] [ ̄]⊂(yノ ⊃:[ ̄]
/_/⌒⌒ヽ_ノ | || | || <0 0ゞ :| ||
[し/ ソ , ハ ≡≡] [≡≡≡≡≡≡≡]
| |ゝ〜〜〜 | || | || | ||
| || \\\:| || | || | ||
〉 .〉 ,)
(,_(,_,/
イツモワルイナ
∧ ∧
(<_` )
/ ヽ
| | |
.. | ..| |
- 326 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/09 00:04 ID:bkkvc5w8
それに昨日また抗議の人達が来て。ええ。ちょっと怪我したらしいんですよ。
その人仕事出来ないから別の人に代えようとしたら皆嫌がりましてねー。
それでまだ新人のフーン君に当たったらしいですよ。
▲,▲
(((ノ))ハ
. /(´∀`)| フーンミテミテー
/゙\V/"i
/ /<∧>) |
ミ: 〉" 〈l彡
_/ //\/ \ヽ
〔ァノく/ / .! | ヽ,ゝji
/ `ーヘ_/_rー'^ヽ
(.(( | | |/ / |
.. | | r /し'
∧ ∧
(<_` ) ハナシカケルナヘンタイ
/ ヽ
| | |
.. | ..| |
- 327 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/09 00:04 ID:bkkvc5w8
;;;;;;;;;;;;;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| 撮影中! .. .|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| シズカニハイレ! |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|_________|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;| ̄ |  ̄|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ヘヘヘヘヘヘヘヘ
;;;;;;;;;;;| | |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;< あああああ!
;;;;;;;;;;;| | |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;< なんでなんで!!
;;;;;;;;;;;| | |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘ
;;;;;;;;;;;| ┌┐|┌┐ |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;| └┘|└┘ |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;| | |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;| | |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;| | |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- 328 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/09 00:05 ID:bkkvc5w8
_______ ____ ____..|_ |____
_______|||____|||____|...|____
||. || | |
||. || | |
∩∩. m| | |
∩_∩ ( ;'Д) (ρ`). | |
(|||´Д`) ( ~~~) (~~~) | |
( つ つ UU UU _ | |
| │ | : _||.| |
(__)_) : ∩|.∩ . |
⊂´⌒(;゜д。)⊇
~~∪(;;;;;;;;)
(;;;;)
∧_∧
(∀・ )
┌――――^―――――――――――――――――――
│この子達には…この子達には何の罪もないのに……
└――――――――┬―――――――――^―――――――――
. │はぁ?マルミミは生きてるだけで罪なんだよ!
└――――――――――――――――――――――
- 329 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/09 00:06 ID:bkkvc5w8
マルミミスレはモナ板でも好き嫌いが激しくわかれるスレだ。常に議論の的となる。
それは物語の悲しさ、やりきれなさにもあるが何よりもその残酷な描写にあった。
(さすがモナ板四大俳優と呼ばれるだけあるな…
演技の域を超えている。……ん? )
ドタンガタン! 。゜
ダンダン!! ∧_∧
( < _` ,,)
/ ヽ
/ ヽ / /
. / /へ ヘ/ /
.. / \ ヾミ /|
(__/| \___ノ/
/ /
安心しろ。すぐ一緒になれるからよ!
..∧_∧
(・∀・ )
- 330 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/09 00:06 ID:bkkvc5w8
┌────────────────────────────‐
│君達は何故いつもいつも過去を穿り回すんだ!我々の祖先への
│ 侮辱なんじゃないのかね?何故マルミミ虐殺を見せるんだ!!
└─────v──────────────────‐
∩_∩ .∧_∧
/ (# ´Д`) (´∀` ;) 撮影中ですのでどうか…
そうだ! ( つ ⊂ ⊂ )
\ | | | ( ( (
..(__)_) (_(_)
- 331 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/09 00:07 ID:bkkvc5w8
_______ ____ ____..|_ |____
_______|||____|||____|...|____
||. || | |
||. || | |
∩∩. m| | |
∩_∩ ( ;'Д) (ρ`). ツカレタヨ.. |
(´Д` ) ( ~~~) (~~~) | |
( つ つ UU UU _ | |
| │ | : _||.| |
(__)_) : ∩|.∩ . |
⊂´⌒(;゜д。)⊇
~~∪(;;;;;;;;) チノリッテケッコウ
/ (;;;;) マズインデスネ
こんな撮影はやめろー!!
マルミミ族の事を考えろー!!
\
∧_∧
(∀・ )
┌――――^――――――――――――――――――
│ …またですか…どうしましょうモララーさん…
└――――――――┬―――――――^―――――――――――
..∧ ∧ │いいから続けて。音声さん、修正お願いします。
(<_` ) └――――――――――――――――――――――
/ ヽ ))
- 332 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/09 00:08 ID:bkkvc5w8
┌―――――――――――――――――――――――
│いい歳こいて虚構と現実の区別もつかねーのかよ。
│おめでてーなー。ネタニマズレスカコワルイってな
│ つまみだされる前にでていけよ (´<_` )
└――――――――┬―――――――――――――――v―
. ..│なんだと!君に我々の歴史の悲惨さがわかるのか?
│ 我々のうけた傷がわかるのかね?
│ は、所詮カクミミには分からんのだよ!!
│ 加害者たるカクミミにはな!
y――――――――――――――――
∩_∩ ∧_∧
(# ´Д`,) (,´Д`;) き、君…
( つ ⊂ ⊂ )
| | | ( ( (
(__)_) (_(_)
∧ ∧
(<_` )
/ ヽ
| | |
.. | ..| |
- 333 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/09 00:08 ID:bkkvc5w8
┌────────────────────────────‐
│ お言葉ですが、戦争に参加してないのはあなたも同じではないのですか?
│ 種族云々は別問題でしょう。それに戦争に加害者も被害者もありません。
│あるのは犠牲者だけです。誰も死にたくないし、殺したくないのです。
└────────────────────────────y
∩_∩ .∧_∧ モララーサン .. ∧_∧
( ´Д`#) (;´Д`) (・∀・ )
( ) ⊂ ⊂ ) ( )
| | | ( ( ( .| | |
.(__)_) (_(_) (_(_)
┌^────────────────────────────‐
│ふん!さんざんマルミミを殺しておいて加害者も被害者もないだ!?
│ さっきまで嬉々として虐殺を演じていた人の言葉とは思えませんな!
│私達は絶対こんな撮影を認めない!断固として!
└────────────────────────────
- 334 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/09 00:09 ID:bkkvc5w8
┌────────────────────────────‐
│ 私はこの作品に自信を持っています。悲惨な歴史は隠すのものではなく
│ 曝け出すものだと思っています。私はあなたにそれを分かってもらいたい
└────────────────────────────y
∩_∩ .∧_∧ .. ∧_∧
( ´Д`#) (;´Д`) (・∀・ )
⊂ ) ⊂ ⊂ ) ( )
| | | ( ( ( .| | |
.(_(_) (_(_) (_(_)
┌^────────────────────────────‐
│私には理解できませんよ!そんな虐殺だらけの作品など。
│あなたはだたの虐殺厨にすぎん!!失礼する!
└────────────────────────────
- 335 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/09 00:10 ID:bkkvc5w8
_______ ____ ____..|_ |____
_______|||____|||____|...|____
||. || | |
||. || | |
∩∩. m| | |
∩_∩ ( ;'Д) (ρ`). | |
( ´Д`) ( ~~~) (~~~) | |
( つ つ UU UU _ | |
| │ | : _||.| |
(__)_) : ∩|.∩ . |
⊂´⌒(;゜д。)⊇
~~∪(;;;;;;;;)
(;;;;)
∧_∧
(( ( ・∀)
┌――――^―――――――――――――――――――
│ モララーさん……
└――――――――┬―――――――――^―――――――――
. │…今日はもう止めよう。皆さんご苦労様です。
└――――――――――――――――――――――
- 336 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/09 00:10 ID:bkkvc5w8
┌────────────────‐
|…すいません。俺が悪かったです。
└─y───────────────
∧_∧
( ´_ゝ`) ..┌─────‐
/ ヽ.. ...|ははは、気にすることないよ
| l l |どっちにしろ今日の撮影は潰れてた
| | | └v─────
丶l | ∧_∧ ∩_∩
| | | ( ・∀・) (・∀・ )
| | | ( ) /::::l::::::⊂ )
| | | | | | l::::::l::::::::::ゝ
(___)_) (__)_) (__) J
- 337 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/09 00:11 ID:bkkvc5w8
┌────────────────‐
|え?
|
└─y───────────────
∧_∧
( ´_ゝ`) .┌─────‐
/ ヽ .. |さっき抗議に来てた人いるだろ?
| l l ..|あの人ちょっとしたお偉いさんなんだ
| | | └v─────
丶l | ∧_∧ ∩_∩
| | | (・∀・ (・∀・ )
| | | /::::l::::::::⊂ )
| | | l::::::l::::::::::::/ / ヽ
(___)_) (__)_(__) J
- 338 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/09 00:12 ID:bkkvc5w8
モナ劇俳優陣の中でもボス格にあたるモララーさんより偉い人。
それはかなりの上役であることを意味していた。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::
::::::::::::::::: ∧:::::∧ :::::::::::::::::
( ) ::::::::::::::::::
::::::::::::: /::::::::::::::ヽ
l::::::::::::::::::ゝ
(__) ̄ :::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::: ∧_∧
( )
:::::::::::::::::::::: / \
:::::::::::::: | l l | ::::::::::::::::
| | | |
- 339 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/09 00:12 ID:bkkvc5w8
∧_∧ ┌─────────────────────‐
( ´_ゝ`) |っと、そういえばフーン君はここ、今日初めてだったね。
/ ヽ | どうだい、ちょっとお酒でも飲まないかい?
| l l .| いいお店があるんだ。
| | | .└──y───────────────────
丶| | ∧:::::∧
| | ..| (・∀・ )
| | ...| /::::::::l:::::ヽ
| | ...| l::::::::::l:::::::ゝ
(___)_) (__)_)
- 340 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/09 00:13 ID:bkkvc5w8
( ・∀・) 「虚構と現実、フーン君の言葉を聞いた時、ふっと思ったよ。
僕の作品は所詮フィックションにすぎないのかなって」
( ´_ゝ`) 「…………」
( ・∀・) 「確かに僕達が作ってる物は虚構の域は出ない。
いくら頑張っても現実には近づけない。でもね、フーン君、
真実を伝える事はできると思うんだ。
人の想いとかメッセージとか、映像は時にどんな言葉よりも
真実を語ってくれるんだ。何千何百という文字よりも
たった一枚の写真に真実が隠れてるもんなんだ。
僕はそう思うんだ 」
∧_∧
( ´ ゝ`) ..∧_∧
/" ▼ ヽ ( ・∀・) ▼
| | ヽノ ( つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- 341 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/09 00:14 ID:bkkvc5w8
僕の妻は従軍記者をやっていてね…ま、いたと言うべきなんだけど…
いつも戦場を駆け回っては兵士の気持ち、難民の現状を文にして本国に送っていた。
でもある日彼女のいる部隊は敵の襲撃を受けて全滅してしまった。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/◎)、_______∠l;;;;;;;:::::::::::::: 後日、現地の本部に一丁の拳銃が送られてきた。
|
「....;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;);;;;;:::::::::::::::: それは妻が護身用に持っていたものでね。
⌒ー/| \___;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;::::::::::: つまりは妻が人質になったという事を意味していたんだ。
/´⌒ヽ_____\ ̄ ̄ ̄;;;::::::::::::: 向こうは妻の身柄と捕虜の司令官の交換を要求したきた。
/´ ! ヲ=℃/ ̄;;;;::::::::::::::::::::: 本部の答えはNO。生死不明の記者などより裁判に必要な
|| !/⌒V〔;;;;;;;;::::::::::::::: 敵司令官の方が価値が高い。ま、妥当な判断だね。
λ λ;;;;;;;;;::::::::::::: 彼らは私に理解を求めてくれる様何枚にも及ぶ文章と
\\____〉;;;:::::::::::: 幾たびの訪問を重ねてくれた。そして最後にこう言ったんだ。
--──"
「あなたの奥様はわが国の為に命を尽くしてくれた」
- 342 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/09 00:14 ID:bkkvc5w8
(・∀・ ) 「悲しくなかったかと言えば嘘になる。
でもね、心の中で納得してる自分がいるんだ。
”戦争ってそんなもんじゃないか。しょうがないよ”
ってね。毎日たくさんの兵士が死んでいるんだ。
妻はその中の一人にすぎない。
確かにそれは事実だったから」
( ´_ゝ`) 「………」
(・∀・ ) 「僕はその時から虐殺ネタをやっていたから
死というものに鈍感になっていたんだと思う。
妻の死もどこか絵空事のように思っていたんだ。
それから数日後かな。
一本のビデオテープが送られて来たんだ」
∧_∧
( ´_ゝ`) ..∧_∧
/ ヽ .. (・∀・ )
/ | | ( )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
▽ ▽
- 343 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/09 00:15 ID:bkkvc5w8
テープを見るとね、見覚えのある女性がなつかしい声が叫ぶんだ。
「お願い。許してください。殺さないでください」
そのテープは僕の妻が処刑されるのを映したものだったんだ。
ノ\, \ .)
} ″ .゙'r \
.\ .ー冖'彳¨¨¨¨^''':v. \ .'l、 ,、
\_ .\, .^l、 ^)、.). .,/
^┐ ゙┐ 'i. .゙‐ソ″
.\_ .゙<..,,,..,,v-'″ ,,/
゙'┐ .,,/ `┐
.゙\vvv-‐'′ .゙li
何故だろうね。あれだけ何十枚何百回と見せられた妻の記録よりも
一分にも満たないその映像が妻の絶望を僕に教えてくれるんだ。
深い深い絶望を、悲しみを、無力感を、僕に教えてくれるんだ。
- 344 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/09 00:16 ID:bkkvc5w8
僕の撮る映像は残酷かも知れない 僕の書くお話は残虐かもしれない
でもそれは事実であり、真実なんだ。
こんな言葉をしってるかい?
「戦争をロマンで語れば英雄になり 現実で語れば悲劇になり」
____
(Z三三) ,.* ,.;;:∩_∩
( ・∀・)□〓⊇┷Σ ;::*,.;(´Д` )
(───つ々 ⊂*.'⊂_)
| | | 人 Y ;::,.。∩_∩
(___)_) し(_) ;::;:..,;:,,*∀゚ )
⊂ ⊂ )
./ / /
____ (_(__)
(Z三三) ∩_∩
( ´∀`)□〓⊇┷Σ ;;: .: ∩ (。Д` )
(───つ々 ∩ ;:,.*;:,,. ;::; ⊂;::。゚:⊂)
| | | @;;:,.;,.;: ) σ / /;;::,.*;::,§.
(___)_) (__) (_) (_
でもね、戦場に英雄なんていないんだ。
いるのは英雄と名づけられた運のいい人殺しだけなんだ。
- 345 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/09 00:17 ID:bkkvc5w8
( ・∀・) 「マルミミ虐殺は確かに過去の戦争だ。でもその根は今も続いている。
事実に目をつぶっていても真実はいつか目の前に立ちふさがる。
少しでも現実に興味を持ってもらえばと、僕はこれを作っている。
たとえ大多数の人間に拒絶されてもね」
( ´_ゝ`) 「…拒絶も理解の一種です。馬鹿は無視されるだけです」
(・∀・ ) 「…ふふ、面白いこと言うね、君は。そうだな。
あの人の逆鱗にふれるということは、逆を言えば
真実をついているということか。はは」
( ´_ゝ`) 「………」
( ・∀・) 「つき合わせて悪かったね。ただこれから一緒に
仕事していく以上僕の考えをわかって欲しかったんだ。
いやだったら遠慮なくいってくれ。まだ警備員もいるだろう」
( ´_ゝ`) 「…あの…」
∧_∧
( ´_ゝ`) ..∧_∧
/ ヽ .. (・∀・ )
/ | | ( )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
▽ ▽
- 346 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/09 00:17 ID:bkkvc5w8
┌――――――――――――――――――
│ あ、フーン君オハヨー。今日も警備ヨロシクね。
└―――――v――――――――――――
,、_,、 ∧_∧
( ´∀`) ( ・∀・)]=l ハヨーン
( ) ( カメラ ノ
| | | 人 Y
(__)_) し'(__)
∧ ∧
(<_` ) …オハヨウゴザイマス
/ ヽ
| | |
.. | ..| |
- 347 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/09 00:18 ID:bkkvc5w8
┌――――――――――――――――――
│ね、フーン君スタントマンとか興味…
└―――――v――――――――――――
,、_,、 ∧_∧
(´∀` ) (・∀・;.)]=l Σ エエ?
⊂ ) ( カメラ ノ ホントダッタノカー
| | | | | |
(__)_) ..(__)_)
┌――――――――――――――――――
│ 先約が入ってます。すいません。
└―――――v――――――――――――
∧ ∧
(<_` )
/ ヽ
| | |
.. | ..| |
- 348 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/09 00:19 ID:bkkvc5w8
┌―――――――――――――――――――――――
│え、え、先約って何?つかなんで敬語なの?あの不敵さがよかったのにー
└――――v――――┬――――――――――――――――――
. │ なんでもモララーさんに弟子入りしたそうですよ
└―――――v―――――――――――――――――
┌―――――――――――――――――――――――
│ええ!?俺が先に目つけてたのにー?
└―――――v―――┬――――――――――――――――――
. │そればっかりは… しかしよりによってモララーさんとは…
└―――――v―――――――――――――――――
,、_,、 ∧_∧
(;´Д`) (・∀・..;)]=l
( ) ( カメラ ノ
人 Y 人 Y
し'(__) し'(__)
- 349 名前:第十六話 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/09 00:19 ID:bkkvc5w8
劇場は娯楽を視聴者に提供するもんだからね。たまにその虚構に逃げ込んじゃう人がいる。
だからさ、僕の番組で目を覚まさせてやるんだ。現実に戻れとね。
(当分は警備員扱いか…ま、しょうがないよな)
。゜
∧_∧
(´ < _` )
/ ヽ
/ ヽ / /
. / /へ ヘ/ /
.. / \ ヾミ /|
(__/| \___ノ/
/ /
マルミミはな!
死ぬのが幸せなんだよ!
..∧_∧
(・∀・ )
- 350 名前:第十六話終わり 20
◆HH0iCKcQ 投稿日:02/03/09 00:20 ID:bkkvc5w8
現実はいつも 理不尽で悲惨だってね…
_______ ____ ____..|_ |____
_______|||____|||____|...|____
||. || | |
||. || | |
∩∩. m| | |
∩_∩ ( ;'Д) (ρ`). | |
(|||´Д`) ( ~~~) (~~~) | |
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│なぜ!なぜ私達を殺すのです!!私達があなたに何をしたんです!
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. │理由なんてねぇよ。それが戦争ってもんだ!
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